でも、ほとんどが交雑種・・・
と言ってもいいぐらい累代飼育で国産オオクワガタに似せた外国産オオクワガタとの交雑オオクワが極太ブランドとして出品されています。
国産と言う表示や明記が無ければそれはそれで良いのですが・・・。
もっとも、交雑種であると明記した方が良いとは思いますが・・・。
で。
ある方からオオクワガタのビジネス的見地から交雑極太の作出方法を高額で買いたい・・・。
と言うお申し出を頂きました。
その方いわく。
いろいろ極太について調べられたらしく・・・。
・純国産では限界がある
・極太作出方法は交雑と飼育剤のどちらかしか無い
・交雑は血統極太として販売可能
・国産と似せることでブランド化できる
・現在大きさよりも顎の太さによっては超高額で販売できる
・交雑作出の現状・方法は、まだほとんど知られていない
・交雑であっても極太が好きと言う購入者は少ない
このような現状から、「国産に似せた」交雑極太が儲かる。
ましてや交雑であれば80ミリラインを超すことはそれほど難しく無い。
で、一番国産オオクワガタに似せる交雑作出技術を持っているのはあなたです。
って結論に至ったようで^^。
この方。
かなり本気で調べられたようで、ネットだけでは解明できないと、各地に出向き聞き取り調査をし、極太オオクワの歴史まで調べ上げ、2000年突如として現れた大顎の太い「阿古谷産」と称する「国産極太オオクワガタ」のルーツから国産オオクワガタに非常に・・・限りなく・・・似せた「元個体」をホーペイとの交雑である事を突き止め、ある販売者からの依頼で作出したブリーダーが私であると聞き取りや状況から突き止めた・・・とのこと。
で、世に出回っている極太オオクワは、交雑と判断できる要素は残っているが、あなたの血統だけは見抜けなかった・・・と。
そうかな^^。見抜けますけど(笑)
ま〜。世の中にはいろんな方がおられますが、この方、よほどビジネス的に本気なのか、はたまた暇なマニアなのか、実名や実ショップ名を上げた聞き取り調査や写真、血統表、販売網を記したレポートを添えてお送り下さいました^^。
私は犯罪者か?(爆
私自身、あなたの血統は現在コレです!って言われてもわかんないんですが・・。
昔の話ですし・・・。
しかもその時、国産と称した血統で販売が行われるなんて知るよしもなかったわけですから・・・。
私としては、極太オオクワガタに関しての自分なりの考えを伝え、極太や偽国産オオクワで無くとも、純国産オオクワガタでも充分ビジネスになることもお伝えしました。
ただ、その方は極太オオクワガタが一番ビジネス的には魅力があるようで・・。
「詐欺販売にはあたらない。なぜなら、オークション出品者や極太オオクワ専門ショップでも本当に自分が扱っている個体が交雑であるとは気づかす、本気で国産極太オオクワガタ血統であると自信を持って販売しています。この場合、騙して販売しているとは言えない」
そうです。
「よって、あなたはこのビジネスにかかわっても法に触れない」
そうです。
で、当館で販売している添加剤が極太累代には必要と言うことは極太飼育者には口コミ等で周知の事実。
なので、交雑オオクワ・・・特に国産に似せて作出する詳細な飼育技術を一部の者に公開し、その販売者が飼育に必要な添加剤として当館の添加剤を指定すればあなたも儲かる・・・とのこと。
結論から言えばこのお話は決裂・・・って言うかお断りしました。
いくら儲かるからと言っても、又、直接詐欺販売にあたらないとしても、極太に大金を使って購入する方のほとんどは国産オオクワガタだと思っているわけですから・・・。
特に、見た目で有り得ないくらいの顎の太さであっても技術的に国産では無いと言う否定要素を消し去った交雑個体を作り上げたならば・・・。
多分このお話に乗ったならばそんな個体を世にリリースしてしまうことになります。
今の極太オオクワのように、交雑だと見抜ける要素が残っているからこそ、ある程度詐欺販売に歯止めがかかっているわけで・・・。
今でさえ。
交雑で作出した、顎の太い極太オオクワを国産と信じている・・・
飼育剤で作り出した個体を血統だと信じている・・・販売者がいます。
驚くことにオークション出品者だけでなく、ショップのオーナーまでいるわけですから・・・^^。
そんな背景があるからこそ、交雑を否定しない私であっても作出方法を
お教えすることだけは出来ません。
が。
ご自分で試行錯誤してトライされるのは自由ですのでどうぞ(笑)
ただ、国産であると偽って販売する行為は「詐欺」です!
くれぐれもお忘れなく。
★まだまだこちらにもクワガタ・カブト関連ブログがたくさんあります!