手軽に子供達に喜んでもらえる夏の風物詩。
クワガタと違って仕入れが安価な為、夏の家族連れメインのイベントでのプレゼントには最適なのでしょう。
こういったところで、大量に用意されているカブトムシは当然養殖業者から仕入れているわけです。
だから・・・なのでしょうか・・・^^。
カブトムシの養殖は儲かるのですか?ってご質問を頂くことがあります。
実際、回りの業者の中には、ショップ卸用のクワガタだけでなく、カブトムシも養殖している業者も複数おられます。
もちろん、利益になるからやっているのですが、一般の個人の飼育家が手を出すには、しっかりとポイントを押さえておかないと、まったく利益が出ないどころか、仕入れてくれるところもありません。
まず、販売に関してですが、1頭あたりの単価が安いために、一度に大量仕入れてもらわなければなりません。
基本的に購入してくれるのは個人ではなく、イベント会社やそういった
イベンターに販売網をもっているペットショップ等です。
クワガタの場合は、オークション等での個人販売が可能ですが、国産カブトの場合、ハッキリ言ってそこら辺の雑木林に行けば、すぐに捕れますので、個人飼育家が購入すると言うことは都会限定でしょう。
ただ、最近はネットで安い購入先を探すイベンターもおられますので、キッチリサイトを作って販売するなら儲けられる可能性もあります。
夏の期間だけですが、供給より需要が多いことは事実のようです。
1000匹、2000匹といつでもありますよ!
って業者もそうありませんから^^。
たまに、本格的にカブトムシの養殖を行っている養殖場がありますが、これはすでに生産したカブトムシの行き先(引き取り先)が決まっています。
販売ルートが出来上がっており、たいていの場合、その養殖場(地域)でしか通用しない養殖方法で大きさも揃っています。
ですから、余分な養殖は基本的に行っておらず、単発で仕入れるイベンターには、供給されません。
次に飼育に関してですが、これはコストをかけないことが最重要です。
オオクワと違って、高く売れたとしてもせいぜい1ペア数百円。
ですが、これは末端価格。
まず個人が何ペア売って下さいって直接打診して来ることは超マレです(笑)
通常、卸販売単位が100ペア(200匹)。卸価格5000円前後ってところです。
もちろん、ダイレクトで必要なところが買ってくれる場合は、この倍の価格で販売できますが・・・。
安価なのは、カブトムシ自体の寿命が短いことと、取引先の多くは、何らかの集客効果を狙って無料で子供達に配ることが目的だからです。
もちろん、都会のペットショップの中には、店頭での個人販売の為に仕入れるところもありますが、末端販売価格が1ペア数百円。
さらに全部売れるとは限りませんので、買取仕入れとなると1ペア50円を切りますかね^^。
ですから、田舎で敷地の余っている場合や農業の片手間で行える環境にある方なら有効です(笑)
もちろん、個人飼育のような専用のマット(ビートルマット等)は使いません。
自然の腐葉土や廃棄木材、廃棄畳・・・なんかを使っているところがほとんどです。
あとは、逃げないように網をかけたり、ビニールハウスっぽいものとかにしてほったらかし・・・です^^。
ので、毎年大きく育つ保証はありません。
ですが、個人売買ではありませんので、あまり大きさは関係ないようです(笑)
カブトムシを大きく育てるなら、マットの選択よりも当館の「BCマックス」を大量にぶち込むのが最適ですが、個人の趣味ならともかく、それじゃ〜利益が出ませんので(爆)
ま〜。カブトムシの養殖で利益を出すには、飼育テクニックよりも販売網。
買ってくれる先さえ見つけられれば、飼育なんてほったらかしで充分。
まったくオオクワとは正反対です(笑)
1ミリ単位で価格が変わるなんてことはありません。
ハッキリ言って国産カブトムシは大きさなんて、価格とはほぼ無関係です。
★まだまだこちらにもクワガタ・カブト関連ブログがたくさんあります!
私が悠々自適にオオクワ採集やオオクワ飼育に取り組めている理由はコチラ
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クワガタビジネスはすでに趣味の世界になってます^^。